出典:フリー百科事典「ウィキペディア」より引用
弱い相互作用
・特徴
重力相互作用や電磁相互作用が無限遠まで作用する力であるのに対し、弱い相互作用は素粒子レベルの非常に近い範囲にしか作用しない。引力・斥力である他の基本総合作用とは異なり質量0の素粒子(ただし標準模型では質量0とされたニュートリノは質量をもつことが判明している。)にも作用することから、引力・斥力に分類する力ではない。
電弱統一理論によって電磁相互作用と統一される。これは、宇宙の初期では電磁相互作用と弱い相互作用が区別できなかったことを示している。
弱い相互作用は、パリティ対称性や電荷対称性を破る唯一の力である。クォークの世代が3つ以上の場合は、小林・益川理論によりCP対称性の破れも起こる。また、媒介粒子Wボソン / Zボソンは、自発的対称性の破れによって非常に大きな質量をもつ。
電弱統一された形で、ワインバーグ=サラム理論によって記述される。保存される量は弱アイソスピンとハイパーチャージであり、ゲージ群はSU(2)×U(1)である。自発的対称性の破れによってそのうちの一部が電磁力、電荷、U(1)として分離する。